新製品・製品情報 海洋・河川事業部 2026/10/22

【2026 年度グッドデザイン賞】を受賞しました!

当社が参画する「スマート沿岸漁業ネットワーク(SFiN)」が
2026年度グッドデザイン賞を受賞

― 小型海洋観測機器「smart-ACT」で、データを生かす沿岸漁業を支援 ―

JFEアドバンテック株式会社(以下、当社)が参画する「スマート沿岸漁業ネットワーク(SFiN)」の取り組み「SFiNによるスマート漁業の仕組み」が、2026年度グッドデザイン賞を受賞しました。当社は、この取り組みを支える観測機器の一つであるスマートCTD「smart-ACT(スマートアクト)」の開発・提供を担い、漁業者が日々の操業の中で海のデータを集める仕組みを支えています。

SFiNとは ― 海のデータを、漁業者の判断に役立つ情報へ

SFiNは、企業・大学・自治体などの30機関と300人以上の漁業者が連携し、沿岸漁業のスマート化と漁家経営の改善を目指す取り組みです。
燃料費の高騰や後継者不足などの課題に対し、漁業者の経験や知識を海のデータで支え、効率的で持続可能な漁業につなげることを目的としています。

海の状態を測り、予測し、現場で活用する流れは、次のとおりです。

  1.測る:漁業者が操業の際に、水温や塩分などを観測します。
  2.予測する:集めた観測データを生かし、スーパーコンピューターで水温や海流などの変化を予測します。
  3.活用する:予測結果をアプリ「予潮」などを通じて携帯端末に届け、出漁判断や漁場選びに役立てます。

これまでの成果として、観測機器の開発から海況予測、アプリによる情報提供までをつなぐ仕組みが実現しています。「予潮」では約1週間先までの水温や海流などの予測情報をスマートフォンで確認でき、科学的な情報に基づく操業計画づくりを支援しています。こうした情報の活用は、燃料の効率的な使用や漁場選びの改善につながることが期待されています。

企業・大学・自治体・漁業者が連携

主な参画機関は以下のとおりです。

 ・企業:当社、いであ株式会社、古野電気株式会社、株式会社環境シミュレーション研究所、株式会社オーシャンアイズ。
 ・大学:九州大学応用力学研究所、長崎大学、鹿児島大学、福井県立大学。
 ・自治体など:佐賀県玄海水産振興センター、福岡県水産海洋技術センター、長崎県総合水産試験場など、全国の水産試験研究機関・自治体。
 ・関連団体:一般社団法人漁業情報サービスセンター、北海道漁業協同組合連合会。

各機関が、観測技術の開発、海況予測と情報提供、現場での活用を分担し、漁業者とともに取り組みを進めています。
全参画機関はSFiN公式ウェブサイトで紹介されています。

受賞理由 ― 機器だけでなく、共同でデータを生かす仕組みを評価

今回の受賞は、観測機器単体ではなく、漁業者による観測、観測データを用いた予測、アプリによる情報提供を一体の仕組みとして評価したものです。審査委員の評価を要約すると、次の3点が挙げられます。

 ・データに基づく、新しい漁業の可能性を示していること。
 ・多くの漁業者が協力してデータを蓄積・共有し、漁業全体の発展につなげる仕組みであること。
 ・産業における共同の予測システムのあり方を示していること。


受賞概要


当社の役割 ― 漁業者が使いやすい観測機器を開発・提供

当社は、海洋・河川の計測技術を生かし、スマートCTD「smart-ACT」の開発・提供を担当しています。漁業の合間でも扱いやすい観測機器によって、海のデータを継続的に集めやすくすることが当社の役割です。こうして得られる観測データが、SFiNの海況予測を支える情報となります。


smart-ACTとは ― 500mLペットボトルほどの、小型海洋観測機器

当社は今後も、漁業者が現場で使いやすい観測技術を通じて、SFiNによるデータ活用を支え、持続可能な沿岸漁業の実現に貢献していきます。

本件に関するお問い合わせ(窓口)

JFEアドバンテック株式会社 海洋・河川事業部

電話:0798-66-1783(西日本)/03-5825-5589(東日本)
お問い合わせフォーム はこちら


関連情報

・グッドデザイン賞 公式受賞ページ
・スマート沿岸漁業ネットワーク(SFiN)
・海の天気予報「 予潮」|技術資料|技術|いであ株式会社
・スマートCTD「smart-ACT」製品情報